厚別区民報原稿(2016年4月5日)
市政改革に挑戦
「この人間集団は、どこに向かうのか?」
自民党の勝木議員による「精神鑑定を受けた方がいいんじゃないのか」というヤジ問題が、札幌市や道内のみならず全国的に炎上しています。当然のことです。皆さんはどのように考えているでしょうか?
本会議では、議長が今回のヤジ問題に対して「議会の品位を損ねるものであり、議長として誠に遺憾に思う」という極めて異例の発言がありました。日本共産党は市議会で「勝木勇人議員のヤジに対し、猛省と公の場での謝罪を求める決議案」を提案しました。
この決議の目的は、自民党と勝木議員に対して、今回のヤジがどれほど人権感覚を欠き、公人として許されざるものだったかという自覚を促すとともに、議会の品位と良識を市民に明確に示すものでした。私は決議案の提案者として「…異議があるのであれば、檀上で反対討論に立ち、正々堂々と議会の場で自らの考えを述べるのが筋であり、それこそ議員のなすべき役割である…」「…事の重大性に鑑み記者会見など、市民からの抗議に応える公の場での正式な謝罪をすべき。そのことが市民への説明責任を果たし、議会の信頼回復を図ることである…」という内容で提案説明を行いました。
この決議案には、共産・民主・改革・市民ネ・維新が賛成し共同提出会派になりましが、自民・公明の反対で残念ながら否決されました。全国で自民党議員の暴言が国民の心を傷つけ怒りを呼んでいます。そして札幌市でも起こりました。これは決して偶然ではありません。「こうした暴言を繰り返す人間集団に政治を任せていいのか?」という国民の声は更に炎上するでしょう。自民・公明は、こうした市民と国民の怒りに対して、納得のいく説明と弁明を行うべきです。
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