身体のみならず財布も寒い。冬支度には何かとお金がかかります。だから湯豆腐が恋しい季節です。今年はどの程度の雪が降るのでしょうか。
高齢化の進行と独居暮らしが増える下で、市民が市に対して費用負担の軽減とともに、一生懸命に取り組んでほしい施策の一つに「除排雪」があります。建設業に従事する労働者の貴重な冬の仕事でもあることから、市民の生活実態に合った「除排雪」の強化と業者が食べていける仕事にしなければならないと思うのです。
 今冬、市の除雪予算額は約188億円を計画していますが、新たな取り組みとして、交差点排雪の強化があります。これは、これまでの幹線道路同士の交差点排雪に加え、生活道路と幹線道路との交差点を中心に1万6千箇所を新たに排雪するものです。
 また、地域、企業、学生による地域除雪ボランティアの活動に対して、除雪用具の貸し出しと、町内会等の団体が生活道路の拡幅除雪を行う目的で使用する小型除雪機のリースの支援が盛り込まれました。
 この間、交差点付近の排雪強化を行い、安全性向上と共に、市が除雪業者の仕事を積極的につくるべきだと議会で繰り返し提案してきましたが、今回、市の新たな取り組みは、ある程度この方向性が盛り込まれました。
今回の議会では、小中学生の登下校時の安全確保のみならず、災害発生時に地域住民の避難路となる通学路の除排雪強化の課題を取り上げました。厳冬期に起こる災害は、札幌市最大の弱点となるからです。
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