札幌市議団ニュースから
村上ひとし議員が質問
日本共産党の村上ひとし議員は7日、決算特別委員会で市立札幌病院の地域医療機関との機能分化や連携について質問しました。
村上議員は、入院、通院患者ともに減少し、診療収益をどう上げていくかが課題と指摘。「そのためにも地域の医療需要に応えた対策が求められているが、高齢者医療の需要をどう捉えているのか」「高齢化による合併症や認知症患者が増加するなか、市立病院の機能や地域における役割をどのように考えているのか」とただしました。
蓮見経営管理部長は、「入院、外来とも65歳以上が過半数を超え、心疾患、脳血管疾患など高齢者に多い病気や認知症、終末期への対応が一層必要になる」、認知症における市立病院の役割について「地域医療の第一線を担うかかりつけ医の支援にある」とのべました。
村上議員は、認知症の患者が退院する際、「引き続き地域のかかりつけ医へ依頼するのか様々な困難を伴うと思うが、逆紹介にあたってどのようなフォローを行っているのか」「介護関係施設との連携を深める必要があると思うがいかがか」とただしました。
関病院事業管理は、フォローについて「ご家族などの要望や状態に応じた病院への転院、在宅診療医や看護サービスの調整を行う」「介護施設と連携する医療機関への転院が中心となりますが、新規施設への退院調整も視野に入れたケアマネージャーや介護老人保健施設、居宅介護事業との連携強化も図って参りたい」とのべました。
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