札幌市厚別区にある北星学園大学に対し、従軍慰安婦問題の記事を書いた元朝日新聞記者をしていた非常勤講師をやめさせなければ「学生を痛めつける」「爆弾を爆発させる」などの異常なまでの卑劣な脅迫が続いています。また、その脅迫は非常勤講師の家族にまで及ぶという悪質なものとなっています。
北星学園がこれまで、大学として発信してきた「平和」への強い訴えをこんな悪質な脅迫に屈して歪めてはいけないと、「北星学園の平和宣言を支持する厚別区民の会」(代表 新西 孝司)が10月初めに発足しました。
11月9日(日)同会は「活動報告と意見交換会」を開きました。発足以降同会は直ちに、大学自治と学問の自由を守るために、どんな理由があろうとも、暴力や脅迫を許してはいけない。歴史の真実に背き平和を脅かそうとする力に大学が屈しないよう応援の署名を集め、数回にわたり大学に届け、エールを送ってきました。短時間に集まった署名は800を超えてきたことを報告し、今後も厚別区だけにとどまらず、広範囲に署名を集めようと訴えられました。
この日集まった35人の市民からは、「学生たちは、どんなことを思っているのでしょうか?不安に思う学生は多いと思う。こちらからの働きかけが必要なのではないでしょうか」「こんな問題が大きくなったら父兄の心配も広がるのでは?」「北星だけの問題ととらえずに、今後、社会に大きな影響を与える問題として闘いを進めなくてはならない」大学の同窓生からは「同窓生からも全国から署名が届いています。卒業生も現役の学生も、胸を張って『北星大を卒業した』と言えるように、悪質な脅迫に屈しなかった大学にしたい」と発言が続きました。
最後に呼びかけ人でもある私、村上ひとしが北星大の平和宣言が読み上げ「この平和宣言をうたった大学が、私たちが住む厚別区にあることを誇りに、いっしょに守り抜きましょう」と呼びかけました。
PR