11月15
日(土)厚別西と北地域で「これからの福祉と防災を考える集い」が開かれました。市内でも高齢者が暮らす割合が高いこともあり、「この地域で安心して暮らすためには、今、何が必要か」との視点から、医療と介護が安心して受けられること、そして、突然の災害にも、命を守る防災設備が充実していることが挙げられ、集いが計画されました。
つどいは、介護保険制度利用で住宅改修や福祉用具購入の際の受領委任払い制度を市議会に提案し実現させた経験をいかし私が講師を行いました。
わたしは、少子高齢化が進む厚別の現状、介護の市民負担増、医療の改悪について話し、「介護サービス利用、や無料定額診療など、一人で悩まず相談をして使える制度は使おう。地域の福祉を担う全ての団体と共同し、どうしたら安心して暮らしていけるのかを考えて行政に働きかけよう」と参加者に呼びかけました。
また、わたしは、厳冬期の札幌の防災計画にも、具体的な提案をして札幌市に「真冬の真夜中に災害が起こった場合、避難所に暖房設備がなければ救える命も救えない」と避難所や避難物資の充実を訴え続けています。
参加者からは「体がご不自由な方は、誰が避難所まで連れてきてくれるんですか?私たちが助けたいと思ってもどこにどんな方が住んでいるのかさえわからないんです」「町連の防災訓練では避難先には毛布一つも無く、遠くの中学校から持ってきてくれと言われました」「札幌に直下型の大地震が来たら被災者は膨大に膨れ上がります。そのことを念頭において備蓄を考えないと」など、今年の9月11日の豪雨で避難勧告が長く不安な1日を過ごした地域のみなさんから、様々な声が上がりました。