私の事務所では、毎回の街頭宣伝用に事務所独自のビラを作って、時々の情勢や、市議会の動き、私の議会活動について、皆さんにお知らせしてきました。3月11日の東日本大震災以来、復興支援と原発事故問題について特集してきましたが、6月半ばから、「シリーズ原発を考える」と題して、福島第一原発事故がもたらしたもの、身近な泊原発をはじめとする日本の原発の存在、人類の未来にとって安全なエネルギー政策とは等々を市民の皆さんと一緒に考えたく、原発問題に絞ったビラを作成しています。シリーズ③までのビラを、ここでも掲載させていただきます。
シリーズ原発を考える①
「安全神話は
どういう地盤の上につくられたか」
原発は複雑な構造物であり、安全を脅かすものは極力さけるというのが専門家の常識であり、どういう地盤の上につくるのかは重大な問題です。
しかし、日本は地球上で最も活発な環太平洋地震帯に位置し、世界有数の地震と津波の多発国でありながら、世界第3位の原発が集中する「世界でも異常な状態」がつくりだされました。
世界の「地震の震源分布と原発立地図」を見ると、日本の異常さは一目瞭然です。日本に立地している原発で、大地震・津波にみまわれる危険性がない、と断言できるところは一つもないのです。
世界では決して原発を建てない危険な地盤の上に、広告料をたてにマスメディアに脅しをかける。小学校の副読本『わくわく原子力ランド』など原発をパラダイスのように描く原子力教育。「安全神話」づくりに学者・文化人・ジャーナリストを動員し、テレビなどに数多く登場させる。
このようにして、日本の原発は国民の合意なき推進とマスメディアも統制しながら地震の巣上につくられたのです。
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