2016.7.5
厚別区民報原稿
「市政改革に挑戦」
「7月10日は大事な日」
安倍首相は、選挙で何も国民に説明ないまま、選挙後に国民の反対を無視して秘密保護法と戦争法を強行してきました。
3度目にねらうのは憲法9条です。安倍首相は、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」とした9条2項をバッサリ削除し、「我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮権者とする国防軍を保持する」としています。これは現自衛隊を戦力として認めるだけではなく、海外での武力行使を無条件に可能にするものとなります。日本がどこの国からも攻撃されていなくても、自衛隊員を殺し殺される戦地に送り出すというものです。
また、安倍首相は、緊急事態に内閣への権限を集中させる新たな仕組みである緊急事態条項を設けようとしています。例えば、安倍首相が緊急事態を宣言することで、国会審議抜きに、内閣が人権制約をはじめ立法権を行使できることになります。つまり、三権分立や国会中心主義が停止され、安倍首相と内閣に権力が集中され、基本的には「何でもできる」ことになるのです。そして、国民には服務義務が規定され、罰則規定も排除されていません。
ですから、国会で政府を批判する議論がされていても、安倍首相が緊急事態を宣言すれば、内閣が独断で強権措置を発動できるのです。国民の運動を弾圧して戦争政策を推し進めた戦前と全く同じ恐ろしい話です。その反省に立って、いまの憲法には緊急事態条項は設けていないのです。
7月10日は私の54回目の誕生日。「安倍政治を許さない!」「憲法守ろう!」という国民と野党の反撃が始まる日にする決意です。
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